「博士号剥奪」:仮名ケーイー(K.E.)(米)

2015年2月23日掲載、2024年8月25日更新

ワンポイント:ケーイーは、法的には仮名の「K.E.」と呼ばれている。2011年(27歳?)、ケーイーはテキサス州立大学で研究博士号(PhD)を取得した。数年後、博士論文のデータに改ざんが発覚し、2014年9月(30歳?)、大学はケーイーに授与した研究博士号(PhD)を剥奪した。ケーイーは裁判に訴えた。2019年2月(35歳?)、別の事件で、控訴裁判所は大学に博士号・剥奪権がないと判決した。しかし、その4年後(2023年3月31日)、テキサス州最高裁判所(Texas Supreme Court)は、控訴裁判所の判決を覆(くつがえ)し、大学に博士号・剥奪権があると判決した。結局、ケーイーは、博士号取得の12年後、博士号剥奪が確定した。大学に博士号・剥奪権があるのかを考えさせられた事件。国民の損害額(推定)は3億円(大雑把)。

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